柔軟なシステム構成で
「いつも」の節電と
「もしも」の安心をサポート
本製品は、太陽光発電を事業所で利用するだけでなくEV充電にも利用できる高機能な蓄電システムです。
太陽光発電およびEVの活用により、事業に係るエネルギーコストおよび温室効果ガス排出の削減を実現します。
さらに停電時には蓄電池だけでなくEVからも電力供給が可能であり、
従来と比べてより長時間の電力バックアップを実現。近年重要性が高まっている災害対策に有効です。※1
※1. 停電時には蓄電池、EVから施設内の予め設定された一部の負荷(特定負荷)に対して電力供給を行います。
製品特長
エネルギー課題のソリューション
となる太陽光発電の有効活用
太陽光発電の有効活用により、化石燃料由来の電力使用を削減。さらにガソリン車からEVへの切替推進により社会ニーズに合致した高効率なシステム構築が可能です。
蓄電池ユニット
狭い敷地空間にも設置可能なスリムでコンパクトな新規の蓄電池ユニット。専用ラックと組み合わせることで、更に省スペースな設置が可能となります。
パワーコンディショナ
大幅な小型化を実現した新規開発のパワーコンディショナ。
定格出量容量は25kW、50kWの2種から選択可能。
V2X活用によるEV連携、
蓄電池ユニット増設によるシステム拡張
パワーコンディショナの容量、蓄電池ユニットおよびV2Xの台数は選択可能であり、利用シーンに合わせて柔軟に組み合わせることができます。蓄電システム設置後にV2Xを追加で増設することも可能です。

※蓄電池ユニット、V2X それぞれ4 台につき1 台の分岐盤が必要となります。
V2X ※
EV、PHVの充電および放電を行うシステム。
停電時にはEV、PHVの電池から放電させて事業所で電気を利用できます。
V2X スタンド(本体)とV2X ポッド(操作部)がセパレートとなっており、
駐車スペースに合わせて最適な組み合わせで導入可能。
また複数台の導入により同時の充電・放電が可能です。
※V2X:Vehicle to Xの略で、Xはビルや商用電力など様々なものにつながることを意味する。

防災対策・レジリエンス強化に最適な三相システム
太陽光発電および蓄電池に加えてEVの大容量の車載蓄電池からも電力供給が可能であり、レジリエンス機能を強化。
災害などによる停電時には照明や小型機器など単相(電灯)負荷だけでなくエレベータやポンプなど三相(動力)負荷のバックアップが可能であり、事業所における非常時の業務継続や避難所における安心・安全の確保に貢献します。
※医療機器、及び人の安全や社会機能に影響を与える機器装置への適用はできません。
※単相特定負荷用のスコットトランスはオプションです。

防災対策・レジリエンス強化に最適な三相システム
太陽光発電および蓄電池に加えてEVの大容量の車載蓄電池からも電力供給が可能であり、レジリエンス機能を強化。災害などによる停電時には照明や小型機器など単相(電灯)負荷だけでなくエレベータやポンプなど三相(動力)負荷のバックアップが可能であり、事業所における非常時の業務継続や避難所における安心・安全の確保に貢献します。
※医療機器、及び人の安全や社会機能に影響を与える機器装置への適用はできません。
※単相特定負荷用のスコットトランスはオプションです。

導入シーン
生鮮食品の温度管理、電源供給が欠かせない施設・倉庫など様々なシーンで安心・安全をご提供します。




他にも、コンビニエンスストア/庁舎/消防署/など
製品詳細
エネルギーコスト・CO2排出量の削減
太陽光発電の自家消費、蓄電池によるピークカット・ピークシフトはもちろん、
ガソリン車からEVへの切替によって事業運営に係るエネルギーコストおよびCO2排出量の削減が可能です。
ピークカット・ピークシフト
ピークカット・ピークシフト運転によりピーク時間の
買電電力量を抑制し、電力基本料金の削減に貢献します。

削減効果試算(一例)
【試算条件】
発電電力をすべて自家消費し、ガソリン車8台をEVへ
切り替える場合を想定。

【試算結果】

※ニチコン試算。ピークカット25kW、車1 台あたりの走行距離20,000km/ 年と想定。
※お客様の使用状況によって数値は変動するため、効果を保証するものではありません。
※本製品で充放電動作を行う際、車両側でも各種システム(バッテリー保護機能等)を動作させるために最大数百W の電力を消費する場合があります。
「DC(直流)リンク」によるエネパ向上
太陽電池・蓄電池・EV の間でDC(直流)のままで電力融通することで、AC(交流)に変換する際に発生する電力ロスが
抑えられ、太陽光発電をムダなく活用できるエネパ(エネルギーパフォーマンス)の高い蓄電システムです。
※DC(直流)における電力融通においても蓄電池ユニットやEVの充放電等で電力ロスは発生します。

従来比50%※以上の小型化・軽量化を実現
従来モデルと比較して重量・体積ともに小型・軽量化を実現し、省スペースでスマートに設置できます。
さらに、蓄電池ユニットを縦積みできる専用ラックを活用することで、
蓄電システムを導入できなかった狭小スペースにも設置することができます。

※従来モデル(出力容量20kW, 蓄電容量32.4kWh, 屋内仕様)と本製品(出力容量25kW, 蓄電容量38.8kWh, 屋外仕様,分岐盤1台を含む)の比較。
遠隔監視機能(オプション)
ニチコン独自の遠隔監視サービス( オプション) をご利用いただけます。また小型計測DateCube4(株式会社フィールドロジック)およびSolar Link Zero(株式会社ラプラス・システム)に対応し、システム稼働データの計測やインターネット経由の遠隔監視が可能です。

オフグリッド運転可能
系統から常時切り離したオフグリッド運転に対応。
離島や山間部など商用電力が届いていない場所でも太陽光発電と組み合わせて独立した電源として利用可能です。
消防への届出不要
本蓄電システムは消防庁次長通知(消防予第306号)に準ずるため、
複数システムを設置する場合でも所轄の消防署への届出は不要です。
製品構成


製品仕様
蓄電システム
型番 | BS025038 | BS050077 | |||||||||
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蓄電池 定格容量 | 38.8kWh(9.7kWh×4) | 77.6kWh(9.7kWh×8) | |||||||||
蓄電池増設 | 38.8~77.6kWh(9.7kWh 単位) | 77.6~155.2kWh(9.7kWh 単位) | |||||||||
定格出力 | 系統連結出力 | 25kW | 50kW | ||||||||
自立出力 | 25kVA | 50kVA | |||||||||
電力系統 | 三相3線202V | ||||||||||
太陽電池入力 | 出力電圧範囲 | 400V ~ 700V (最大解放電圧:750V) |
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入力回路数 | 1 回路 | 2 回路 | |||||||||
動作温度 | パワーコンディショナ:-10 ~ 50℃ | ||||||||||
蓄電池ユニット:-10 ~ 40℃ | |||||||||||
設置場所 | 屋内・屋外・塩害地域 ※1 (重塩害地域は不可) |
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外形寸法 ※2 | パワーコンディショナ ※3 | W600×H1757×D880mm | |||||||||
蓄電池ユニット | W458×H700×D360mm(一台あたり) | ||||||||||
質量 | パワーコンディショナ ※3 | 380kg | 450kg | ||||||||
蓄電池ユニット | 計 348kg (38.8kWh) | 計 696kg (77.6kWh) | |||||||||
一台 (9.7kWh) あたり 87kg |
V2X
型番 | BS-PL1 | ||||||||||
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充電出力 | 最大 9.9kW | ||||||||||
放電出力 | 最大 5.9kW | ||||||||||
動作温度 | -20~40℃ | ||||||||||
設置場所 | 屋外・塩害地域 (重塩害地域は不可) |
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CHAdeMO( 充放電規格 ) | CHAdeMO V2H Ver.2.2 | ||||||||||
外形寸法 ※2 | V2X スタンド W470×H620×D208 ㎜ | ||||||||||
V2X ポッド W160×H355×D160 ㎜ | |||||||||||
質量 | V2X スタンド 26kg | ||||||||||
V2X ポッド 7.9kg |
※1 屋外の場合はパワーコンディショナに専用屋根が付属します。また塩害地域の場合はパワーコンディショナが専用筐体となります。
※2 突起部含まず。
※3 屋外専用屋根あり、チャンネルベース高さ50mm(底面入線)仕様の場合。チャンネルベースは高さ180mm(底面、側面、背面入線)仕様を選択可能。
安全に関するご注意
当社の「納品仕様書」「取扱説明書」などに基づきご使用くださるようお願いします。これら「納品仕様書」「取扱説明書」などの記載内容に従わずお客さまが機器をご使用になられた場合、万一機器に不具合が発生しましても当社はその責を負いかねます。
医療機器、及び人の安全や社会機能に影響を与える機器装置への適用はできません。
本機器を発電機と併用することはできません。
植込み型心臓ペースメーカー及び植込み型除細動器(ICD)を使用している方は、充放電中のV2X機器本体部からの電磁波がペースメーカー、ICDの作動に一時的な影響を与える場合がありますので、使用しないでください。充放電中の本製品に近づかないでください。なお、不用意に近づいた場合には、立ち止まらず速やかに離れてください。V2X機器本体部および充放電コネクタに密着するような姿勢はとらないでください。V2X機器を操作する必要がある場合、他の方にお願いしてください。詳細は一般社団法人 日本不整脈デバイス工業会のホームぺージをご確認ください。
本機器を本来の用途以外に使用することは危険ですので行わないでください。
正しく安全にお使いいただくため、ご使用の前に必ず「取扱説明書」をよくお読みください。
ご不明な点は、あらかじめお買い上げの販売店または工事会社にご相談のうえ、正しくご使用ください。