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ニチコン製箔株式会社 大町工場（長野県）／
箔開発
K.U／2022年入社／ 先端材料物質工学専攻
私は中国から日本の大学に進学し、先端材料を学ぶ中で金属酸化物の研究を行っていました。将来の仕事を考える中で、これまでの学びを活かしつつ、自身の生活の身近にあるモノやサービスをつくることができたらと考え、コンデンサメーカーである当社を選びました。グローバル展開する企業であるものの、最初は外国人を受け入れる土壌があるか心配でしたが職場は非常に風通しが良く、親切で丁寧に接してくれる方ばかりで、自然豊かな環境の中で楽しく働くことができています。
アルミ電解コンデンサ化成箔の開発業務を担当しています。化成は粗面化されたアルミ箔の表面を電気的に酸化処理し、誘電体の膜を形成させる工程ですが、アルミ箔のスペックを向上させ、小さくても高容量となるよう開発を行っています。うまくいかなかった部分を自分なりに解析し、論文を読み、さまざまな条件を組み合わせて目標とする箔に近づけていきます。未知の部分に対して想像力を働かせ手探りで実験し続けるのは大変なことですが、面白く、やりがいを感じています。
目標は、業界で一番高容量のコンデンサをつくることです。これまでできなかった容量を達成したときがこの仕事をやっていて楽しいと感じる瞬間で、今後も業界最高峰を目指し、日々研究を続けます。また開発の仕事において、プレゼンテーションや報告の機会が多くあり、最初は苦手意識がありましたが、上司や先輩が丁寧に教えてくれるため、日本語での表現力が向上していることを実感しています。さらにプレゼン力を磨き、さまざまな場面で活躍できる人材を目指したいです。
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