SLBとはABOUT

SLBとはABOUT ”SLB”

“SLB”は、負極にチタン酸リチウム(LTO)を採用することにより、
①25,000回以上のサイクルが可能な耐久性、
②電気二重層コンデンサ(EDLC)並みの急速充放電性能、
③エナジーハーベスティングによる微弱電流充電、
④-30℃の寒冷地でも使用可能な低温特性、
⑤過酷な条件で使用しても破裂・発火の可能性が極めて低い特長を持つ、
IoTやウェアラブルに最適な「小形リチウムイオン二次電池」です。

小形リチウムイオン二次電池 紹介動画(3分05秒)

開発背景Development background

エネルギー密度とパワー密度を両立した小形リチウムイオン二次電池を
株式会社東芝のSCiB ™の技術を応用して開発しました。

特長Characteristic

01

長寿命

充放電、25,000サイクル後で
80%以上の容量を維持
一般的なリチウムイオン二次電池
SLBシリーズ
02

急速充電・放電可能

電気二重層コンデンサ(EDLC)並みの入出力密度
20Cの充電特性
20Cの放電特性
03

微弱電流充電

エナジーハーベストによる微弱電流でも充電が可能
04

低温性能

寒冷地(-30℃)でも使用可能
一般的なリチウムイオン二次電池
SLBシリーズ
05

安全性

過酷な条件で使用しても破裂、
発火の可能性が極めて小さい
安全試験例

破裂や発火する
可能性が極めて
低く安全です。

φ12.5 圧壊試験動画(00:17)
φ12.5 釘刺し試験動画(00:23)

用途Application

IoTデバイス / ウェアラブル端末 / 電子タバコ / ワイヤレスイヤホン / バックアップ電源 / 玩具

採用事例CASE STUDY

CASE01

スタイラスペン

当社の小形リチウムイオン二次電池「SLB シリーズ」が、Samsung Electronics Co., Ltd.が2019年に発売したスマートフォン「Galaxy Note10」と「Note10+」および2020年に発売した「Galaxy Note20」と「Note20 Ultra」に搭載したスタイラスペンに採用されました。

CASE02

環境センサー

近年、あらゆるモノがネットワークにつながるIoT社会を実現するには、あらゆるモノに電源が必要となりますが、電源配線や電池交換が難しい場所もあります。
そこで、光、温度、振動、電波などのエネルギーを電気に変換するエナジーハーベスティング技術と、そのエネルギーをたくわえ、放出するサイクルを高頻度で繰り返し行うことができる二次電池が望まれています。

日清紡マイクロデバイス株式会社様
RIoT 環境センサー

  • RIOT-001環境センサーボード構成図

    ①スマートホーム
  • ②災害検知
CASE03

太陽光発電

ビッグデータ構築を担う、IoT センシングモジュール用電源として当社の小形リチウムイオン二次電池「SLB シリーズ」が採用されました。

株式会社エル光源様
小型ソーラー独立電源「CUBE66」

  • 小型ソーラー独立電源「CUBE66」
  • 小型ソーラー独立電源「CUBE66」

IoTシステムへの高い適応性

  • IoTシステム モデル例

    IoTシステム モデル例
  • IoTセンシングモジュール

    IoTセンシングモジュール
CASE04

エナジーハーベスト

ルネサス エレクトロニクス株式会社様のREファミリとニチコンの小形リチウムイオン二次電池を使用することで、光や振動、流量などの微量の環境発電を活用したエナジーハーベストIoT機器を実現することが可能です。

ルネサス エレクトロニクス
株式会社様
REファミリ

CASE05

環境センサー

環境センシングデバイスとして、冷凍環境や高温・高湿度環境のモニタリングを配線不要・メンテナンスフリーで実現できる、「RICOH EH 環境センサーD201/D202 」に、SLB シリーズが採用されました。

株式会社リコー様
固体型色素増感太陽電池搭載
RICOH EH 環境センサー 「D201 / D202」