セパレート構造採用で省スペースによる利便性と機能性を向上させた公共・産業用リチウムイオン蓄電システムの新登場

ニチコン株式会社
代表取締役会長 武田 一平
京都市中京区烏丸通御池上る
TEL.075-231-8461 FAX.075-256-4158
問合せ先:NECST事業本部
取締役執行役員NECST事業本部長 山口 忠博


  ニチコン株式会社(本社:京都市中京区、会長:武田一平)は、屋内・屋外・塩害地域において、納入、設置、運用、保守の各作業で大幅に利便性を向上したセパレート構造、かつ省スペース型の公共・産業用リチウムイオン蓄電システムを新発売いたします。 スコットトランス内蔵やメンテナンススペースが大幅に縮小されるなど実使用環境が従来機種と比較して格段に改善されました。 各自治体の避難所などにおいて通常時は電力のピークシフト、ピークカットを行い、災害時には非常用電源として機能し、万が一の時の安心・安全を確保します。再生可能エネルギーとリチウムイオン蓄電池を用いてエコロジー、防災効果、経済効果を提供いたします。


市場背景

    当社は、東日本大震災以降避難所の非常用電源設置の目的で設定されたグリーンニューディール基金が交付された自治体の学校、保健所、庁舎など様々な施設にこれまで多くの公共・産業用蓄電システムを納入してまいりました。 本年平成26年度においても基金220億円が21自治体に交付されており、公共・産業用蓄電システムの市場は拡大しつつあります。
    これら蓄電システムの需要の増加に応えるため、当社としては数多くの納入実績と蓄積された高い技術力を基に、高度な機能性と利便性を実現した蓄電システムを提供いたします。


開発意図

   昨今太陽光パネルの容量や蓄電システムからの出力容量(スコットトランス容量)も多様化してきており、また屋内での設置も増加傾向にあるため、搬入口が800㎜程度、設置場所も5㎡以下など狭い環境下での搬入、設置と使用を求める案件も増加してきております。
    このような多様化するニーズに対応するために、太陽光パネルは10~20kW、スコットトランス容量5~20kVAまでの柔軟な対応をすることに加えて、セパレート構造による分割搬入や前面のみでのメンテナンスによりメンテナンススペースを大幅に削減するなど、利便性の向上を実現した省スペース型の新製品を開発いたしました。


特長

  • 屋内、屋外、沿岸部の耐塩(オプション)と設置環境に対応した設置が可能。
  • 接続盤、電力制御盤、蓄電池盤の3つのセパレート構造により搬入、設置が容易。
    同時に前面メンテナンスによるメンテナンススペースを従来比約1/2に削減。
  • 使用環境や要望に合わせて5~20kVAのスコットトランスを自由選択し接続盤内に内蔵が可能。
  • 10~20kWのパワコンを内蔵しているため各社の20kWまでの太陽光パネルと直接接続が可能。
  • オプションの通信機能を搭載することで通常時は蓄電システムの運転状況やデータの収集などを、異常時には離れた端末に異常情報を発信するなど安全管理を提供。



市場導入時期・価格


受注開始

2014年8月18日

価格

リチウムイオン蓄電システム屋内型パワコン20kW(型番:DS2016A) 14,800,000円

リチウムイオン蓄電システム屋外型パワコン20kW(型番:DS2016B) 15,800,000円

リチウムイオン蓄電システム屋内型パワコン10kW(型番:DS1016A) 9,800,000円

リチウムイオン蓄電システム屋外型パワコン10kW(型番:DS1016B) 10,800,000円

※すべて消費税別価格となります。




仕様一覧


ニチコン株式会社概要>

所在地

京都市中京区烏丸通御池上る

代表者

代表取締役会長 武田 一平

設立年月日

1950年8月1日

資本金

14,286百万円(2014年3月31日現在)

従業員数

5,792名(2014年3月31日現在 連結)

事業内容

電子機器用・電力・機器用各種コンデンサ、機能モジュール、
正特性サーミスタ、各種電源、コンデンサ応用関連機器等の製造販売

売上高

104,689百万円(2014年3月期連結)



<外  観>

セパレート構造、省スペース型 公共・産業用リチウムイオン蓄電システム

セパレート構造、省スペース型 公共・産業用リチウムイオン蓄電システム


以上

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