ニチコン株式会社
代表取締役会長 武田 一平
京都市中京区烏丸通御池上る
TEL.075-231-8461 FAX.075-256-4158
問合せ先 上席執行役員NECST事業本部長
野口 直人
ニチコン株式会社は2009年から環境負荷の少ないEV・PHV(プラグインハイブリッド車)の普及を目指してEV(電気自動車)用急速充電器の製造販売をしてまいりました。さらに昨年12月にはCHAdeMO検定の第三者検定制度による検定第一号の小型10kW機を投入し、ご好評をいただいております。
この度、CHAdeMO 1.01検定に合格した25kW・35kW出力のEV・PHV用急速充電器(以降急速充電器)を新たに加えてCHAdeMO 1.01認定機のラインアップをさらに充実いたします。
当社はこの急速充電器の他に、EVに搭載される車載充電器、EV・PHV・FCV(燃料電池車)から家庭に電気を供給するV2Hシステム等の環境配慮型の商品作りを通じて安全・安心の低炭素社会の実現に貢献してまいります。
【開発の背景】
日本国内は、政府による継続的な補助金政策や自動車メーカーの支援策により、この数年で世界に類を見ない最先端のEV・PHV充電インフラが整備され、更なる拡大が予測されています。また、EVの蓄電池容量も大容量化が進み、加えて今後はPHVの台数増加が見込まれています。既に一部の場所においては“充電待ち”の増加が予測されているため、充電ポイントの更なる増設と充電時間の短縮が望まれます。
当社は従来から主力機種として20kW・30kW出力機をラインアップしておりましたが、このような背景から現行機より出力を5kWアップし25kW・35kW出力とするとともに、更に小型化することに成功しました。
【特長】
・最新の充電規格であるCHAdeMO 1.01認定品。
・現行機(20kW・30kW出力機)より更に省スペース化を図り、292mmのスリムな本体横幅、1,729cm²の接地面積を実現。設置面積は現行機比△17.0%(現行機、横幅350mm、接地面積 2,802cm²)。メンテナンス面は本体左側に集中。
・容積:現行機326Lから294Lに9.8%削減したコンパクト設計。
・待機電力を大幅削減: 現行機120Wから20Wへ80%以上削減。(30kWと35kW出力機比)
・防水性能:保護等級IP34相当に向上。(現行機IP33)
・認証・課金装置を搭載可能。 (NQC-S/TC253E、NQC-TC353Eシリーズに搭載。エネゲート製。別途、(株)エネゲートと契約の上、通信費・サーバー利用料が必要)
・遠隔で充電器稼働状況を確認可能(同シリーズに対応)。
・遠隔で課金料金設定などが可能(同シリーズに対応)。
・寒冷地仕様をラインアップし、塩害地域にも対応。
・車載充電器で培った技術を応用し、実績のあるユニット構成とすることで、高い信頼性と同時に生産性・メンテナンス性を実現しました。
今回の高出力化・小型化は、充電待ち解消のための課題とされる充電時間の短縮と複数台設置に貢献します。
【主な仕様】
入力電圧 | : | 25kW出力機 単相AC200Vと三相AC200V 35kW出力機 三相AC200V |
入力容量 | : | 25kW出力機 30kVA以下 35kW出力機 42kVA以下 |
出力電圧 | : | DC 50 V – 450 V (急速充電 、CHAdeMO 1.01 規格) |
出力電流 | : | 25kW出力機 DC 0A~62A 400V時 35kW出力機 DC 0A~87A 400V時 |
出力容量 | : | 25kW・35 kW出力 下記6型式をラインアップ (各々に寒冷地仕様を設定) |

外形寸法 | : | 292mm(W)×1,699mm(H)×592mm(D)294L(突起部を除く) |
生産工場 | : | ニチコン亀岡株式会社 京都府亀岡市北古世町2丁目15番1号 (ISO9001、ISO14001認証取得) |
【ニチコン株式会社 概要】
所在地 | : | 京都市中京区烏丸通御池上る |
代表者 | : | 代表取締役会長 武田 一平 |
設立年月日 | : | 1950年8月1日 |
資本金 | : | 14,286百万円(2016年3月31日現在) |
従業員数 | : | 4,818名(2016年3月31日現在 連結) |
事業内容 | : | 電子機器用・電力・機器用各種コンデンサ、機能モジュール、 正特性サーミスタ、各種電源、コンデンサ応用関連機器等の製造販売 |
売上高 | : | 109,815百万円(2016年3月期 連結) |

<CHAdeMO 1.01認証取得 25kW・35kW出力EV・PHV用急速充電器>
以 上