太陽光発電の自家消費に最適なエントリーモデル「超小型、低価格の単機能蓄電システム」を開発導入 ~これからは電気を「売る」より「使う」方がお得!~

ニチコン株式会社
代表取締役会長 武田 一平
京都市中京区烏丸通御池上る
(TEL.075-231-8461)
問合せ先:上席執行役員NECST事業本部長
野口 直人


 ニチコン株式会社は2012年に家庭用蓄電システムを業界に先駆けて開発・市場導入して以来、家庭用蓄電システムのリーディングカンパニーとして累計で約5万台を販売してまいりました(2018年8月現在)。このたび、2019年11月にFIT(固定価格買取制度)期間終了となる太陽光発電システムユーザーが太陽光で発電した電気を自家消費するために最適な単機能蓄電システムを開発し、お求め易い価格で市場導入いたします。
 本システムを10月16日(火)~19日(金)幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2018」に出展いたします。


企画開発背景

 2019年度にFIT期間が終了する太陽光発電システム既設置邸は資源エネルギー庁によると56万邸、以降も毎年約20万邸がFIT期間を終了するといわれ、これらユーザーが太陽光発電の売電から自家消費の方向へ移行すると推測されています。
 また、まだFIT期間中のユーザーも通常時の節電だけでなく、昨今急増している地震や台風、ゲリラ豪雨などの災害時の停電にも照明、冷蔵庫、液晶テレビ、携帯電話充電器などを使えるようにして、非常時の備えもしたいというニーズがあります。


特 長

【一家に一台、エアコン感覚で安価に設置できる超小型蓄電システム】

 この度、当社が開発した超小型単機能蓄電システム(ESS-U3S1)は4.1kWhの蓄電容量でありながら本体外形寸法がW740 × H650 × D300mm、質量が77kgと大きさ、重さがエアコンの室外機程度の超小型、軽量であり、しかも面倒な基礎工事も不要のため手軽に導入できる蓄電システムです。必要な分だけ蓄電したい、大がかりな工事はしたくない、でも長期保証付きの蓄電システムをご希望の太陽光発電システム既設置ユーザーの方々に最適の製品です。都市部の狭小地など、どこでも置けるコンパクトサイズです(当社従来製品(ESS-U1シリーズ)と比べて、蓄電容量1kWh当たりで容積比65%、重量比68%)。さらに¥998,000(希望小売価格、消費税、設置工事費別)のお求めやすい低価格を実現しました。
 また、これまで重塩害地域のため蓄電システムが設置できなかった沖縄や離島地域、海岸近くでも設置できる重塩害対応機種(ESS-U3S1J)も併せて発売いたします。


■ターゲット顧客

・2019年11月以降、発生するFIT期間終了太陽光発電システム既設ユーザー(約56万件/2019年度)

・太陽光発電システム設置後、年月の浅いユーザーの蓄電システム追加購入
(節電や災害対策需要)

・電力販売契約(PPA※1)、第三社所有モデル(TPO※2)用途に最適な低価格機種


■商品コンセプト

・¥998,000(希望小売価格、消費税、設置工事費別)の低価格を実現・超小型・軽量で、しかも容量余裕の4.1kWh(非常時 約8時間使用可能)

・基礎工事、アンカー止めが不要(置きブロック使用)でエアコン室外機並みに設置が簡単

・重塩害対応機種(ESS-U3S1J)もラインアップ化、沖縄や離島、海岸沿岸部のユーザーにも対応

・本体10年間(室内リモコン5年間)の長期保証

・24時間見守り安心サポート(インターネット回線に接続)


■販売開始時期

2019年1月


■目標販売台数

1万台/年


■商品コンセプト

※1 PPA(Power Purchase Agreement):電力販売契約

※2 TPO(Third Party Ownership):太陽光発電などの第三者所有モデル、屋根貸しモデルとも言う


製品写真

製品写真


超小型、低価格の単機能蓄電システム(ESS-U3S1)


仕 様
型番:ESS-U3S1


ニチコン株式会社 概要

所在地京都市中京区烏丸通御池上る
代表者代表取締役会長 武田 一平
設立年月日1950年8月1日
資本金14,286百万円(2018年3月31日現在)
従業員数5,284名(2018年3月31日現在 連結)
事業内容アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、 正特性サーミスタ“ポジアール®”、
家庭用蓄電システム、V2Hシステム、EV・PHV用急速充電器、
公共・産業用蓄電システム、スイッチング電源、 機能モジュール、
医療用加速器電源、学術研究用加速器電源、停電・瞬低補償装置など
売上高114,767百万円(2018年3月期 連結)


以 上

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