ニチコン亀岡 新生産棟「ES1」竣工について

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ニチコン株式会社(代表取締役会長:武田 一平 本社:京都市中京区)が、かねてより建設を進めてまいりましたNECST事業の中核拠点であるニチコン亀岡株式会社の新生産棟「ES1(Energy Solution Factory1)」が完成し、12月13日(水)に竣工式を行いました。今回の新生産棟の完成により、V2H (Vehicle to Home)システムや、急速充電器、家庭用蓄電システムの供給能力を高めて市場ニーズに対応できる体制を構築します。

ニチコン亀岡株式会社 新生産棟の概要

・建築面積: 1,650.70㎡

・延床面積: 2,669.00㎡

・構  造: 鉄骨造

・階  数: 2階  

・棟  名: ES1(Energy Solution Factory1)

・生産品目: 1階:EV用急速充電器

      2階:V2Hシステム「EVパワー・ステーションⓇ」、家庭用蓄電システム

【ニチコン亀岡株式会社 新生産棟 ES1(Energy Solution Factory1)】

ニチコン亀岡株式会社について 

ニチコン亀岡は正特性サーミスタや機能モジュールといった電子デバイス・モジュールから電気自動車(EV・PHV)と家庭との間で電力のやり取りが出来るV2H (Vehicle to Home)システムやEV・PHVへ短時間で充電可能な急速充電器、さらに家庭用蓄電システム、公共産業用蓄電システムなど環境負荷低減に貢献する各種製品の開発設計から製造までを担っております。
近年は2050年カーボンニュートラルに向けた動きが加速するなか、それら環境負荷低減製品へのニーズが高まっており、新生産棟の増設や生産設備の増強を行うことで、供給能力を高めて市場ニーズに対応できる体制を構築します。
カーボンニュートラルへ向けた取り組みとして、既存生産棟に加えて、新生産棟の屋根に太陽光パネルの設置を予定しており、生産活動における温室効果ガスの削減に努めます。

ニチコン亀岡では、地域住民に向けてEV用急速充電器やV2Hシステムを無料開放しているほか、自社製のDCリンクシステム(※)の設置により、亀岡市の臨時避難所として活用いただくことになっています。

また、環境負荷の低減に貢献するNECST事業の製品・サービスの開発・実証を強化するため、電力の家産家消を体現するモデルハウス「ニチコン明るい未来館」を建設し、ニチコン商品の特長をお取引先さまに体感していただくことによって拡販につなげていく場として活用しています。

(※)太陽光パネル採用の蓄電システムで、EV用充放電器(V2X)と直流(DC)でつながるDCリンク型産業用蓄電システムで、太陽光でつくった電力を直流・高効率にEV・PHVに充電できるほか、災害時にはEV・PHVから三相・単相の特定負荷への給電が可能で、レジリエンス性の高いシステムです。

ニチコングループは、中期成長目標「Vision 2025」の達成をとおして持続可能な成長の実現を目指しています。これからも当社のエネルギーソリューション製品により、世界のカーボンニュートラル社会の実現に向けて貢献していきます。

以 上

事業に関するお問い合わせ :執行役員NECST事業本部長 桃井 恒浩 TEL:075-231-8461

報道機関からのお問い合わせ:広報・IR室 武田、片岡 TEL:075-241-5338(直通)

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