
京都府宇治市、ニチコン株式会社と、日産自動車株式会社、および京都日産自動車株式会社の4者は、25日、電気自動車(EV)とV2H(Vehicle to Home)や蓄電システムの普及を通じ、市内の脱炭素化と強靭化を図ることを目的とした連携協定を締結しました。
【協定の経緯・背景】
宇治市は、「UJIゼロカーボンチャレンジプラン」を掲げ、再生可能エネルギーの利用促進や公共施設にEMS(エネルギー・マネジメント・システム)を導入し、エネルギーの利用の効率化を進めています。また、市内の温室効果ガス削減を図る為、電気自動車(EV)やV2H設置の補助事業を進めており、2050年までにゼロカーボンシティ実現を目指しています。
ニチコンは、EVの電気を家へ給電するV2Hシステム「EVパワー・ステーション®」や、太陽光発電と連携させEVと家をつなぐ「トライブリッド蓄電システム®」によりZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及を推進しています。自立型エネルギーマネジメントシステムの構築とその普及によりエネルギーの自給自足による脱炭素社会実現を目指しています。
日産自動車は、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、エネルギーマネジメント、サーキュラーエコノミー、サステナブルツーリズム、地域交通、次世代教育を通じ、脱炭素化、強靭化(災害対策)の実現により社会変革を促す、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を国内の販売会社と共に推進しています。EVの普及によるゼロ・エミッション社会構築を目指し、SDGsの達成や地域社会の発展に貢献するため、全国の自治体・企業の皆さまと連携しています。

ブルー・スイッチによるSDGsへの貢献
【協定の概要と主な連携内容】
協 定 項 目 | 具 体 的 取 組 例 |
(1) 脱炭素社会の実現 |
・EV等の普及促進による温室効果ガスの削減 ・市が主催するイベントにてEV、V2H、蓄電システムを啓発し市民の環境/防災意識向上を目指す |
(2)災害時のEV等の活用 |
・ニチコンは所有するEV及び可搬型給電器(V2L)を貸与し、避難所等へ電力を提供 ・日産は災害による停電時に非常用電源として日産の販売会社が所有するEVを貸与し避難所等へ電力を提供 |
(3)その他、協議し必要と認める事項 |
宇治市、ニチコン、日産自動車、京都日産自動車は、本協定締結を機に、EVやV2H及び蓄電システムの活用を通じて、脱炭素社会実現に向けた様々な取り組みを行い、市が目指す持続可能なまちづくりに向け、共創してまいります。
以 上
First Contact Nissan Technology:
https://www3.nissan.co.jp/first-contact-technology.html
日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」:
https://www3.nissan.co.jp/first-contact-technology/blue-switch.html
関連情報
ニチコン株式会社:https://www.nichicon.co.jp/