家庭用蓄電システムのフラグシップモデル
トライブリッド蓄電システムⓇ「ESS-T5/T6シリーズ」第3世代モデルが新登場
~ご自宅の太陽光発電を最大活用!トライブリッドで電気代の最小化が目指せる~

 ニチコン株式会社(代表取締役会長:武田一平、本社:京都市中京区、以下「当社」)は2012年に家庭用蓄電システムを業界に先駆けて開発・市場導入して以来、家庭用蓄電システムのリーディングカンパニーとして累計で20万台以上を販売してまいりました(2025年1月末)。

 このたび、「太陽光発電」「蓄電池」「EV(電気自動車)」の3つのエネルギーをコントロールし、電気代の最小化が目指せるトライブリッド蓄電システムの新商品を開発し、市場導入いたします。※EVには、PHVも含まれております。

本システムを2月19日(水)~21日(金)東京ビッグサイトで開催される「SMART GRID EXPO 春 第17回 国際スマートグリッド展」に出展いたします。

開発背景


 政府は2050年カーボンニュートラルに向けて、再エネ比率50~60%の目標を示しており、第7次エネルギー基本計画案では40年に日本の電源構成で初めて再エネを最大の電源とする目標が掲げられています。

 新築戸建て住宅への太陽光発電義務化など太陽光発電の新たなニーズが拡大していく中で、電気代高騰や売電価格の低下により、「蓄電池」を導入して自家消費するニーズがますます高まっております。

 さらに、30年代半ばまでに新車の乗用車販売を電動車100%という目標が掲げられ、ガソリン代の高騰や近年の軽EVの販売に伴いEVシフトも徐々に加速しております。これからEVが普及していく中でEVの充電を化石燃料で行うことに対するエネルギー課題もあり、太陽光発電を活用したEVの充電は日本のエネルギー問題の解決に欠かせません。

 また、地球温暖化によるゲリラ豪雨や台風の巨大化、地震などで災害時の停電も長期化しており、大容量のEV電池を家の電気にも使えるV2Hは、これまでの避難所生活だけではなく、在宅避難も選択肢に入れることができる重要なアイテムになってきています。さらに全負荷200V対応で、停電時にもエアコンやIH調理器なども含めた家全体の電気をまるごとバックアップすることで、「災害時も家族のくらしを守りたい」といった機運も高まっています。

特長


 トライブリッド蓄電システム®「ESS-T5/T6シリーズ」は、ご自宅の太陽光発電を蓄電池とEV電池で最大活用して、電気代の最小化が目指せるシステムです。トライブリッド蓄電システム®があれば以下のくらしが実現できます。

1. ご自宅の太陽光発電を最大活用して「電気代を削減」

昼間は太陽光発電を蓄電池とEV電池にたっぷり充電し、夜や天気が悪い日など蓄電池とEV電池に貯めておいた電力を家に使うことができます。太陽光余剰電力は蓄電池とEV電池に同時充電でき、業界最大級9.9kWのパワフル出力で家に使うことが可能です。ご自宅の太陽光発電を最大活用することで「電気代の削減」につながります。

2. 太陽光発電でEVを充電して「ガソリン代を削減」

昼間にEVが家にある時は太陽光発電でEV電池を充電できます。通勤や買い物などで昼間にEVが家にない時も太陽光発電を一旦蓄電池に貯めておいて、EVが家に戻ったら蓄電池からEV電池にエレムーブ®(電力移動)できます。

急いでEVを充電したい時は太陽光発電+蓄電池+系統の電力を利用して、最大9.9kWのハイスピードでEVを充電できます。3kWの普通充電器の約3倍のスピードで充電できて、系統電力を使用しない設定も可能になりました。
太陽光発電を活用し、EV充電ができるので、ご家庭の「エネルギーコストの削減」につながります。

3. EVも利用した圧倒的な「レジリエンス」

もしもの停電時は大容量の蓄電池とEV電池で長期間の停電でも安心です。家まるごとバックアップする「全負荷」および「200V対応」なのでエアコンやIHなど200V機器も使えて、停電時もいつものくらしが実現できます。

毎年のように発生する災害や長期化する停電など災害リスクが高まる中で、これまでの避難所生活だけではなく、在宅避難も選択肢に入れることができ、「災害時も家族のくらしを守る」ことができます。

4. 家で作った電気を家で使えるので「環境にやさしい」

カーボンニュートラルに向けた再生可能エネルギー拡大に伴い、再エネの電力安定化やEVの化石燃料による充電など国内のエネルギー課題がある中で、「家で作った電気を家で使う(家産家消)」ことで、環境にもやさしく、カーボンニュートラルにも大きく寄与できます。

このようなくらしを目指せるのが「ニチコンのトライブリッド蓄電システム

製品写真


トライブリッドパワコン®

「ES-T5/T6」

室内リモコン「ES-R8」

V2Hスタンド & V2Hポッド®

「ES-PL1」

蓄電池ユニット「ES-BSM」

増設蓄電池ユニット「ES-BSX」

蓄電池ユニット「ES-CSM」

増設蓄電池ユニット「ES-CSX」

主な仕様


 トライブリッドパワコン® 型番 ES-T5 ES-T6
 連系出力  5.9kW  9.9kW
 太陽光発電入力回路数  4回路  5回路
 最大発電電力  8.8kW  11kW
 蓄電池ユニット 型番 ES-BSM

ES-BSM
+ ES-BSX

ES-CSM

ES-CSM
+ ES-CSX

 設置場所  屋内  屋外
 蓄電池容量  7.4kWh  14.9kWh  7.4kWh  14.9kWh
 V2Hスタンド&V2Hポッド® 型番 ES-PL1
 充電電力

 6kW未満
 (拡張充電時:最大9.9kW)

 放電電力  5.9kW
※製品および外観は予告なしに変更することがあります。

■発売開始予定:2025年秋

■目標販売台数:初年度20,000台

■希望小売価格(税抜)

 トライブリッドパワコン®「ES-T5」  1,500,000円
 トライブリッドパワコン®「ES-T6」  1,800,000円
 蓄電池ユニット(屋内)「ES-BSM」  1,900,000円
 増設蓄電池ユニット(屋内)「ES-BSX」  1,900,000円
 蓄電池ユニット(屋外)「ES-CSM」   2,000,000円
 増設蓄電池ユニット(屋外)「ES-CSX」  2,000,000円
 V2Hスタンド&V2Hポッド®「ES-PL1」  1,900,000円

今後について


 当社は、トライブリッド蓄電システム®の他にも太陽光発電を設置するなら最適な発展型太陽光パワーコンディショナ「ESS-E1シリーズ」、V2H(Vehicle to Home)システム「EVパワー・ステーション®」など、各ご家庭に合わせて最適な電気活用を提案する豊富な製品をラインアップしております。家庭で電気を「創る・蓄える・使う」といった電力の「家産家消」を推進しています。これからも価値ある製品を創造し、明るい未来社会づくりに貢献してまいります。

以 上

事業に関するお問い合わせ:執行役員 NECST事業本部長 桃井恒浩 TEL:075-231-8461

製品に関するお問い合わせ:電源センター 家庭用蓄電システム TEL:0120-215-030

報道機関からのお問い合わせ:広報・IR部  TEL:075-241-5338(直)

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