京都フュージョニアリング株式会社の開発拠点の開設に協力

ニチコン株式会社(代表取締役会長:武田 一平、本社:京都市中京区、以下「当社」)は、京都フュージョニアリング株式会社(代表取締役社長:世古 圭、本社:東京都大田区、以下「京都フュージョニアリング」)の開発拠点の開設に協力しました。

これまでのフュージョンエネルギーとの関わり


 当社は、およそ70年にわたり学術研究分野や医療分野、産業分野で利用される加速器電源や高電圧電源、パルス電源、コンデンサバンクなどの設計・製造を行い、学術研究分野や産業界に貢献してきました。フュージョンエネルギーに関する取り組みも、大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 核融合科学研究所 LHD(※1)や国立研究開発法人 量子科学研究開発機構 那珂フュージョン科学技術研究所 JT-60SAにNBI(※2)に関わる電源を多数納入し、日本のフュージョンエネルギー開発にも長く関わってきました。

京都フュージョニアリングとの関係


 フュージョンエネルギーという新しいクリーンエネルギー分野への期待と、京都フュージョニアリングが先端核融合工学分野において世界トップクラスの技術力を有している点、実用化を目指したサプライチェーン構築を目指している点などを評価し、当社は2024年に出資を行いました(※3)。また、京都フュージョニアリングが開発を進めるジャイロトロンシステムに組み込む大電力電源は当社が設計・製造を担っており、フュージョンエネルギーの実用化に共同で取り組みを進めています。

研究開発拠点「KF滋賀イノベーションファクトリー」の開設への協力


 京都フュージョニアリングの主要事業であるジャイロトロンシステムは、量子科学技術研究開発機構(QST)をはじめとする国の研究機関等において長年培われてきた技術を基盤に、キヤノン電子管デバイス株式会社をはじめとする日本の大手技術・製造企業との幅広い協力関係のもとで製造されています。 フュージョンエネルギーの開発に不可欠なシステムであり、ジャイロトロンシステムの受注機会が拡大している背景から京都フュージョニアリングは研究開発拠点の整備が急務となっていました。

 当社は株主かつ電源供給のビジネスパートナーとして京都フュージョニアリングの事業拡大に期待することから、研究開発拠点としてニチコン草津株式会社 安曇川工場の一部を貸与することとしました。これにより、京都フュージョニアリングは「KF滋賀イノベーションファクトリー」の開設に至りました。

今後の展開


 当社はフュージョンエネルギーの実用化に向けてジャイロトロンシステムの電源開発を進めるとともに、電源開発で得た技術・知見を学術研究分野や医療分野、産業分野で利用される加速器電源や高電圧電源などにフィードバックすることで、各分野での新規案件受注といった事業拡大に取り組んで参ります。

※1 LHD:Large Helical Device、大型ヘリカル装置

※2 NBI:Neutral Beam Injection、中性粒子ビーム入射加熱装置

※3  ニチコン株式会社 「京都大学発のスタートアップである京都フュージョニアリング株式会社への出資について」 (2024年7月23日) https://www.nichicon.co.jp/2024/07/23/7183/

京都フュージョニアリングからの発表は以下をご覧ください。

https://kyotofusioneering.com/news/2026/02/25/3770

報道機関からのお問い合わせ:広報・IR部  TEL:075-241-5338(直)

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